埼玉県新座市に工場を構えるボデーショップ佐野では、業界に関する情報を多数記事にしております。
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2026年1月5日は年明け最初の営業日という事で、
2026年、又はそれ以降の車体整備業界について書いていきたいと思います。
標準作業時間の調査開始
エビデンスはこちら:国交省、車修理の標準作業時間を調査 テュフへ委託 2025年度内の結果公表へ – 日刊自動車新聞
標準作業時間、いわゆる「指数」について調査結果が公表されます。
年度内なので3月までには公表されるのですが、短い時間(7月に委託を発表なので、長く見ても9カ月)でテュフが何をどのように調査したのか、結果が楽しみです。
結果次第では、業界団体(弊社も加入しているBSサミットや、車体協)が反発をするでしょう。
テュフは第三者機関を謳っていますので、保険会社寄りでも板金塗装工場寄りでもないと捉えられるような結果を出せるのでしょうか。
塗装色による塗装費用の見直しも始まるかもしれない
指数にメスが入ると、ソリッド塗装に対する考え方が変わってきている事もあり、
色によっての難易度を反映した金額設定というものが出てくる可能性があります。
塗装材料費についても、保険会社は塗装工賃に対する割合で算出していますが、
これでは追いつかないため割合を高くする工場が多くなっていると思います。
レバーレートの改定を受け、割合での計算では”安価な塗装色”の場合に材料費が高すぎるケースも散見されると考えられますので、実額協定が主流になっていくでしょう。
塗装色による価格改定から、中古車市場も変わる
1台あたりにかかる費用や時間は増加し続けていますが、今後も増え続けるでしょう。
難しい色の塗装費用や塗装材料費の算出方法について見直しが入る場合、
特に中古車市場ではソリッドの白・黒を選択するなど、クルマ選びや購入の段階から修理代もランニングコストの一つとして考える時代になっていくでしょう。
レバーレート(1時間当たり工賃)の改定
ここ数年で自動車修理業界はレバーレートの見直しが進んでいると思いますが、
標準作業時間の調査結果によって、新たに増減する可能性はあります。
結局のところ、工場が生き残るにはレバーレートを改定するのか、指数以外の選択肢を使うのか、というところになりますので、自社のカラーに合った方法を取るのが良いのですが、
指数が”妥当ではない”となれば、レバーレートの改定よりも指数以外の選択肢を取るケースが増加する可能性もあります。
指数が”妥当”となれば、レバーレートの改定が増加すると思いますので、結局のところ値上がりしていく方向性は変わらないでしょう。
諸外国ではすでにブルーカラーの賃金がうなぎ登りでサービス業の価格に反映され、それでも人が来ないという状況ですが、
日本でもサービス業の価格上昇は続いていくものと思われます。
車両進化と技術的問題
車両の進化は修理の事を考えていないのか、
人手不足に対してどんどん難易度は上がります。
機能に問題の無い部分については、タッチペン等の簡易的な修理で抑えるという事も増えていくでしょう。
所有から使用への加速
都内では土地代が上昇していますが、まだ駐車場の金額はそこまで高くなっていません。
一軒家で車を置くスペースを確保するのが難しくなると、駐車場の金額も上がっていくでしょう。
駐車場の金額が上がっていくと、車に対して所有をするというよりも、カーシェアやレンタカー等の使用するニーズが加速し、しっかりとした修理を求めないという事も増えていくと思われます。
まとめ
ここ数年は大変革と言われている自動車修理業界ですが、2026年は更に大きく変わるのではないでしょうか。
まずは指数、そこから派生してレバーレートや工数の選択、塗装材料費に関する考え方など、
不透明・不明瞭な部分が無いとは言えません。
良い方向に向かっていくものだと信じて、
変化の波に乗る事が修理工場に求められるものとなっていくでしょう。
投稿者プロフィール
- 2022年7月時点で板金塗装工場のフロント(事故修理担当者)歴16年目。
年間700件近い事故に携わり、事故の総取扱件数は10,000件を超える。
お客様や取引先からはもちろん、同業他社のフロント担当者からの支持も厚く、困ったときは佐野に聞け!という板金工場も多い。
2022年1月に4歳になった娘と家族のため、月間残業時間10時間以下を心がけている。
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