全塗装について

塗装
色替え全塗装、塗装中

ボデーショップ佐野では、お客様ご指定のオリジナル色、同車種の別色、他メーカーの色などの全塗装のご希望にも対応しております。

しかし、作業場や作業者の都合により、同時に作業可能な車両は1台までとなります。

内容によっては、1か月~2か月ほどいただく場合もございますので、弊社で作業をお決めいただく際には、あらかじめ納期をご確認いただければと思います。

塗装
外から簡単には見えない部分も塗装しました

お電話で「全塗装は大体いくらですか?」と言われる事もございますが、全塗装をお電話でお見積もりする事はできません。
全塗装をする理由はお客様により様々ですが、
「どこまで塗装するか」
「今あるキズをどうするか」
「どこに拘りを持っているか」

この3点と予算で作業内容を打ち合わせしますので、現車の確認が必要となります。

ミラー
予算を抑え、素地パーツはそのままという選択肢も

ここ数年の見積もりのみを含めた事例ですと、
色替え・拘り有り、経年軽自動車:約50-55万円
同色・拘り小、経年軽自動車:約30-35万円

色替え・拘り有り、新車ハイエース:約80-90万円
色替え・拘り有り、経年乗用車:約115万円

同色・塗装不良多数、経年外車:約90-100万円
色替え・拘り有り、新車外車:約140万円

となっております。
金額の差は、現在のキズや凹みの状態や、どこまで塗装したいかという拘り等で大きく前後します。

塗装
ミラーのガラスも可能な限り外します

特に経年車ですと、車両の現在の価値よりも大きく超える全塗装の金額となる場合がございます。

全塗装はカスタムであり、趣味の世界です。

ボデーショップ佐野の全塗装では、10年後もそのお車に乗っていたい、そう思える仕上がりとなる作業をご提案しています。

修理
全塗装時に修理をお勧めしています

ボデーショップ佐野の作業のほとんどは、一律の金額で行えるものではありません。

一律料金で作業を行うという事は、「最初からその金額の中で利益が出る方法による作業しかしない事を決めている」ようなものです。

新車コーティングのような現車の状態が見なくても状態が想像できる場合を除き、現車は1点モノ。キズや凹み、経年劣化の程度・具合などが異なります。

 

作業後
経年劣化した部品は交換したいところ

例えば、ボデーショップ佐野では最初の見積もりよりも安く事故修理や全塗装が終わる場合が多くございます。
これは、作業をしていく中で「再使用が出来ない可能性のある部品であったが、実際に外してみたら再使用が出来て安くなった」という場合もあるからです。

なぜ全塗装をするのか、何に拘りを持っているか、どこにどれくらいの予算がかかっているか、しっかり打ち合わせをするからこそ、可能な限り安くなる選択肢にトライできるのです。

リヤフェンダー事故
予算を抑えた修理方法もご提案しております

鈑金塗装のページでも記載しておりますが、各工場の設備や人員・技術により、得意とする作業があります。
そして、全塗装の価格・料金の内、その多くは技術料、つまり工賃となります。

工賃を安くする最も簡単な方法は、仕上がりを落として手を抜くこと、塗装の劣化が早くても構わないから、スピードを重視した作業をすることです。

 

水性塗装対応ブース
本格塗装ブースの有無は仕上がりに直結します

実は、全塗装は大した設備がなくても、調色の技術がなくても出来てしまいます。
塗装色に必要な塗料さえ準備すれば現車に合わせた調色をする必要がなく、仕上がりよりも金額を重視するのであれば塗装設備も大掛かりなものは不要となります。

全塗装よりも事故修理の方が、技術・設備を必要とするのです。
プロの目で見ると、手間を省いて全塗装した車両はすぐに分かります。

クリア不良
格安店に良くあるクリアのツヤが無い仕上がり

「もしお客様が、周りの人から
”ひどい仕上がりだね。どこで作業したの?”
と言われても、ボデーショップ佐野の名前を出さないでくださいね。それがこの作業をこの金額で引き受ける条件です。」
とお話をする訳にもいきませんので、格安での作業は行いません。

そのため、まずご予算を伺い、ご予算に合わせて作業方法を提案する旨、格安店の料金に合わせるつもりが無い旨をお伝えしております。

 

塗装
エンジンルームどこまで塗るか問題、難問です

作業が始まる前の段階でも、
お客様との打ち合わせに30分から1時間半。
見積もり作成のために資料を揃え準備をし、見積もりの作成を現場と打ち合わせするのに1時間。
お電話やメール、または現車を見ながらお客様へのご説明と、時間・手間がかかるのが全塗装です。

最近はお見積もりだけされる方も増えております。
今後、見積もりのみの場合は有料にする可能性もあります。

水性塗装対応ブース
仕上りに拘り、予算も抑える方法を模索します

お客様にとって「これは許容できないという仕上がり」と、弊社の完成検査において「これでは納車できないという仕上がり」がマッチしているほど、より大きな感動が生まれると思います。

全塗装して、できるだけ長く乗りたい。
その想いに応えられるよう、ボデーショップ佐野では打ち合わせの手間、作業の手間を惜しみません。