レンタカー特約のお得な使い方

レンタカー特約が流行っています。
流行っているというよりは正確に言うと、いくつかの大手損保は自動付帯(レンタカー費用等不担保特約による実質的な自動付帯の解除は可能)となっておりますので、契約者が増えているとご認識していただいて宜しいかと思っております。

弊社も含め多くの保険会社の指定工場では、無料代車をご用意している事も多く、レンタカー特約なんて契約しなくても大丈夫という方もいらっしゃいますが、例えば
「毎日車を使うので、車が走れなくなったらすぐに代車を出してもらえる工場に依頼したい」
という方の場合、無料代車が全て出払っていると代車提供までお時間をいただく場合もございます。
年末年始やお盆などの大型連休前や繁忙期、天災による修理需要増加後などは代車提供が遅くなることが多いため、レンタカー特約に入っていると安心です。

レンタカー特約とは

損保により多少異なると思いますが、具体的には
・事故の修理における代車として、契約金額までのレンタカーが使える
・契約金額以内であれば、ご自身でレンタカーを選ぶ事ができる(選べない契約もあるかもしれません)
となり、自動付帯は多くの場合5,000円/日が15日、特約として別途付帯する場合は30日間まで日額5,000円、7,000円、10,000円という契約内容が選べる事が多いとおもいます。

例えば東京海上日動火災保険株式会社さんの場合ですと、レンタカーを借りる前に事前の連絡が必須となります。基本的には、事故報告の時にレンタカーの手配について確認が入ると思います。

だれも教えてくれない得するレンタカー特約利用法

多くの保険会社・レンタカー会社が教えてくれない、レンタカー特約の活用法がございます。
例えば日額5,000円のレンタカー特約をご契約の場合、日額4,000円のレンタカーに1000円の免責補償をつける、という事が可能です。
(もちろん、日額7,000円の契約で5,000円のレンタカーに2,000円の免責補償等を付ける事も可能です)

ボデーショップ佐野では、日額7,000円でご契約の方に5,000円程度のレンタカーが出ていたので、免責補償を追加してもらうようレンタカー会社に確認してOKが出ました。実際には契約している保険会社によってNGが出る場合がございますので確認が必要です。
極論を言えば、ご自身が軽自動車にお乗りの場合でも、日額10,000円の契約であればハイエースやアルファードが手配できる場合もあると思います。金額以内であればスタッドレスタイヤをつけるなど、レンタカー会社のオプションを自由に選べるはずです。

 

まとめ

自動車保険の約款をしっかり読んで契約される方は少ないかと思いますが、ほとんどの保険会社ではWEB約款という形で見る事が出来る他、本のようになっている約款の紙と比べ、検索やハイライトも可能です。

ご自身で契約の約款を読む事で、レンタカー特約の意外な活用法が隠されている場合もございます。
約款は契約内容を示すものですので、約款に書かれた事を保険会社が履行しないのは保険業法違反となります。

投稿者プロフィール

shusukesano
shusukesano
2022年7月時点で板金塗装工場のフロント(事故修理担当者)歴16年目。
年間700件近い事故に携わり、事故の総取扱件数は10,000件を超える。
お客様や取引先からはもちろん、同業他社のフロント担当者からの支持も厚く、困ったときは佐野に聞け!という板金工場も多い。
2022年1月に4歳になった娘と家族のため、月間残業時間10時間以下を心がけている。

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