埼玉県新座市に工場を構えるボデーショップ佐野では、業界に関する情報を多数記事にしております。
隣接する朝霞市・志木市・和光士・所沢市や、東京都練馬区・西東京市のほか、都内のディーラーを含むお取引先からもご依頼をいただいております。
今回は、車を運転中にぶつかったような音がしたものの、傷や凹みが見当たらない場合にどうすべきなのか、という事を記事にしています。
結論としては、板金塗装に詳しいスタッフがいるお店に、どういう道でどのあたりから音がしたのか伝えると、損害が発見できる場合があります。
ディーラーや中古車販売店では、買取の目線で損害を確認しますが、修理痕を見るのが得意で事故による損害を発見するのが得意かどうかはスタッフの方の経験値によるところが大きいと思います。
事故状況から損害を想像する経験値については、板金塗装工場の方が圧倒的に多いと考えられますので、板金塗装工場で見てもらうことを推奨します。
どのあたりから音が鳴ったのかが重要
例えば、細い道で対向側から自転車がきたので左に寄った際に音が鳴ったとします。
- 高い部分から音が鳴っていたら、左ドアミラー
- 低い部分から音が鳴っていたら、左前タイヤや左サイドシル(ドアの下)
をぶつけている可能性が高いでしょう。
車や自転車、バイクとぶつかったが損害が見当たらない場合、
プロが見ると凹みや傷を発見できる場合もあります。
特に、暗い場所や角度によって見えづらい損害もあるので、
一度プロの目で見てもらう方が良いでしょう。
出していた速度により損害が大きく異なる
徐行の場合(~10km/h)
ドアミラーなら大した損害ではなく、タイヤがぶつかっても若干アライメントが狂うぐらいで大きな損害にはならないと思いますが、
サイドシル(ドアの下)をぶつけている場合は、後々錆が出る等の可能性があります。
走行には支障がない事も多く、サイドシルの下は覗き込むようにしないと損害が分からないケースもあるため、損害に気づかない方もいらっしゃるでしょう。
低速の場合(10~30km/h)
ドアミラーをぶつけても、倒れない場合は小傷で済んでいるかもしれません。
30㎞/hに近ければ、外側のカバーにヒビが入るなど、目立たないところの損害であれば気づかないかもしれません。
サイドシルにぶつけている場合は、見える部分で凹んでいる事も考えられます。
見ても良く分からない場合は、
タイヤにぶつけている場合、パンクまではしなくても足回りに損害が出て、ハンドルを少し回さないとまっすぐ走らない、という事も考えられます。
30kmh以上の場合
ドアミラーはレンズが割れる、ミラーが倒れる、スピードが早ければ折れるなど、走行に支障が出る事になるでしょう。
サイドシルの場合、交換が必要になるケースが増えるでしょう。
タイヤの場合、パンクするかもしれません。いずれにしても、走行に支障が出るケースが多くなると思います。
相手がいる事故だが損害が見当たらない場合
車・バイク・自転車と接触したはずだが、損害が見当たらなくて不安、という場合もあると思います。
特に、相手の車は凹んでいるのにこちらの車は無事に見える、という場合は不安が大きくなるでしょう。
板金塗装工場に事故状況を伝え、可能であれば相手の損害の写真を撮影して見せる事で、高さや深さの想像がつきやすくなります。
多くの場合、何かしらの損害が見つかると思いますが、洗車をした場合や強い雨が降った時にわずかな痕跡が消えてしまう事もあります。
事故後、早めに板金塗装工場に見せる事で、証拠が無くならないかもしれません。
人とぶつかったが損害が見当たらない場合
ドアミラーが歩行者にぶつかった、というような場合、そこまでスピードが出ていなければドアミラー側に損害は出ないと考えられます。
ドアミラーが倒れているようであれば、内部の機構にダメージが入る事で、製品寿命が短くなる可能性はありますが、
多くのドアミラーが非分解構造となっているため、お調べする事はできません。
もしできたとしても、費用が発生し結果的に交換となるかもしれませんので、調べる事自体おすすめができません。
また、歩行者と接触した場合には警察を呼んでおくことを推奨いたします。
後から「このナンバーの車にぶつけられて、ケガをした。ひき逃げだ」となった場合、非常に重い罪となります。
まとめ:事故修理のプロに見てもらいましょう
中古車の査定をしているので、ディーラーや中古車販売店でも損害の確認が出来るように感じますが、
車を買い取るための損害確認と、修理を行うための損害確認は異なります。
もちろん、ディーラーや中古車販売店でも、知識や経験によって判別可能な場合もございますが、
板金塗装工場より時間がかかる場合、見落としがある場合もあると思います。
カーオーナー・カーユーザーにとって損害が無いように見えても、プロが見ると傷や凹みを発見できるケースは非常に多いです。
相手の無い事故で、小さな傷や凹みを気にしない方はそのままでも良いかもしれませんが、
放っておくことで錆びが進行し査定額が落ちる事も考えられます。
あの時タッチペンしておけばここまで錆びなかった、という事が無いように、走行中に何かが接触した音がした時は、早めに板金塗装工場にご相談するのが良いと思います。
投稿者プロフィール
- 2022年7月時点で板金塗装工場のフロント(事故修理担当者)歴16年目。
年間700件近い事故に携わり、事故の総取扱件数は10,000件を超える。
お客様や取引先からはもちろん、同業他社のフロント担当者からの支持も厚く、困ったときは佐野に聞け!という板金工場も多い。
2022年1月に4歳になった娘と家族のため、月間残業時間10時間以下を心がけている。
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