CAR

弊社のブログ記事を書いているのは、代表の佐野でございますが、車好きではない(代表挨拶参照)ながらも車に対して経済的な観点から顧客に対し真摯にお話をさせていただいております。

これは、「自分がお客様だったら、プロとしてこういう説明をしてもらえれば嬉しい」という対応をしているだけなのですが、非常に喜ばれる事が多いです。
今回は、7年目の車検が近いというお客様へのご提案内容です。

被害事故で走行可能、車検が近く修理のタイミングをご検討

車検が通るレベルの事故で、キズや凹みは気になるものの緊急性は低いという場合、以下のようなご説明をさせていただきました。
(ボデーショップ佐野でも車検は行っていますが、既に他店でご予約済みとの事でしたので、弊社は強く自社の車検をお勧め致しません。理由はまた別の機会に。)

「車検の見積もりが出てから、どこまで直すか打ち合わせした方が良いです」
これは、例えば事故修理に50万円かけた後、車検が想定以上に費用がかかってしまい買替をする、というケースがゼロではないためです。
車検の見積もりが出た段階で、「思ったより車検が高かったので、修理の予算を30万円にしたい」と相談していただいた方が、お客様にとって得する内容のためです。

もちろん、売上や利益を追求していけば、この対応は社長失格なのかもしれません。
しかし、私がお客様だったら、この対応が100点で、それ以上はありません。

車が好きな社長が、車のために早く直した方が良い、錆びが出たらもっと修理が高くなりますというような説明をして、車検の前に直させる。こういった接客は、事故修理を多数扱うプロとして失格だと考えています。

まとめ:車検が近い場合、可能なら先に車検をお勧めします

もちろん、1回目の車検であればほとんど整備項目は無いでしょうし、買い替えという方も少ないと思われます。
しかし、車齢はコロナ禍で(新車が来なかった事もあり)伸び続け、9年目以上の車両も多くなってきました。

車は走って停まるのが役割で、それ以上何を求めるかは個人差があります。
車検の期日が迫っている場合、車検にかかる費用が分かってから事故修理をする方が経済的な選択肢になる場合もございますが、その状態で車検に通るのか、車検を依頼するお店や認証資格のある鈑金塗装工場にご相談ください。

投稿者プロフィール

shusukesano
shusukesano
2022年7月時点で板金塗装工場のフロント(事故修理担当者)歴16年目。
年間700件近い事故に携わり、事故の総取扱件数は10,000件を超える。
お客様や取引先からはもちろん、同業他社のフロント担当者からの支持も厚く、困ったときは佐野に聞け!という板金工場も多い。
2022年1月に4歳になった娘と家族のため、月間残業時間10時間以下を心がけている。

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