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埼玉県新座市に工場を構えるボデーショップ佐野では、業界に関する情報を多数記事にしております。
隣接する朝霞市・志木市・和光士・所沢市や、東京都練馬区・西東京市のほか、都内のディーラーを含むお取引先からもご依頼をいただいております。

今回は、数年前より大流行している格安板金塗装と、そうでない弊社のような修理工場の差について書いていきます。

結論として、下取り価格があまりつかないと想定される車は、格安板金塗装で良いと思います

AIの回答

こういった、”そうではない工場の御用記事”になりやすい内容はまずAIの回答を載せるのが中立的で良いですね。

”格安板金塗装工場とそうでない工場の差はなんですか”

上記プロンプトで確認したところ、AIの回答に以下のような内容がございました。

  • 格安工場「パッと見が直ればいい」「古い車なので安く済ませたい」「数年乗れれば十分」という場合。
  • 一般・高級工場「愛車を長く綺麗に保ちたい」「売却時の査定に響かせたくない」「仕上がりに妥協したくない」という場合。
  • 注意点: 「ディーラー」に頼んでも、実際には提携している町工場に外注されることが多いです。その場合、ディーラーの中抜き手数料が発生するため、腕の良い板金塗装専門店を自分で探して直接持ち込むのが、コストパフォーマンスとしては最強だったりします。

また、以下のプロンプトでも確認してみました。

“自動車用塗料について質問です。高級な塗料と安価な塗料の差はなんですか。”

これに対する回答の中で分かりやすく差があるものは、以下の内容です。

  • 安価な塗料: 紫外線に弱く、数年経つとツヤが引けたり、表面が白く粉を吹く「チョーキング現象」が起きやすくなります。また、塗膜が柔らかいため洗車傷がつきやすい傾向にあります。
  • 高級な塗料: 樹脂の質が高く、**「高耐候性」「耐擦傷性」**に優れています。5年、10年経っても黄ばみにくく、新車のような深い光沢を維持します。最近では、熱で自己修復するような特殊なクリアーも高級塗料の部類に入ります。

安価な塗料を用いるのは、数年乗れれば十分、という部分にも合致していますね。
軽鈑金では塗装を行う割合が多いでしょうから、塗装材料費を安く抑えればその分お安くできます。
最近の凝った色だと安価な塗料では対応できないため、「この色はうちでは塗れない」という場合には安価な塗料である可能性があります。
高級な塗料であっても、再現性が困難な色も一部ではございますが・・・これはどこにいっても「完璧には合わない」と言われるレベルなので、選択自体をお勧めしない色になっています。

AIの回答は佐野の見解とほぼ同じですが、掘り下げて考えていきましょう。

料金に差が出るのは工賃、特に1時間あたりの工賃

大きく差が出るのは、1時間当たりの工賃です。
1時間当たりの工賃は、弊社工場のある埼玉県新座市では(国産車・2025年時)7,000円~12,000円程度が多いと思います。外車ディーラーだともっと高くなります。
これに工数がかかるわけですが、安くて早い軽鈑金の場合工数は他工場と合致しないケースもあるので、工賃の中身を考えます。

1時間あたり工賃の”中身”

主に人件費と工場維持費です。
仮に、板金塗装工1人、フロントスタッフ1人の会社で、時給が最低賃金、2人1組で会社を運営しており、バランスよく回っていると仮定します。
埼玉県の最低賃金は1,141円、自動車小売業は1,152円だそうです。
中古車の売買も行うかもしれないので、1,152円としておきましょう。

この場合、1時間あたり工賃のうち2,304円はお給料となっています。
社会保険の加入義務はない人数ですが、仮に22日働いた場合の概算社会保険料は3.1万円だそうなので、31,000/22*2=約2818円、8で割って352円が1時間あたりの工賃に足されると、2,656円が人件費の原価ともいえるでしょう。

ここに工場維持費、つまり工場家賃や水道光熱費、お客様の車に万が一のことがあった時のための保険、個別ではない材料費等を足していくと、すぐに1時間当たり工賃の原価は6,000円を超えます。
そこに利益を載せた金額が1時間あたり工賃となります。
そして、お客様に提示する工賃は工数と1時間あたり工賃をかけたものとなります。

必要な作業を行うと時間がかかる

今度は、1台の車にどれだけの時間をかけるか、つまり工数がカギとなります。
例えば、一般的に工数が3時間分という作業に対し、1時間で作業できれば原価は1/3となります。
もちろん、これを値引きに使う(2時間分までお値引きするなど)ことで、料金は下げられます。

効率の良い作業が出来る工場、という見方も出来ますが、仕上がりを良くするため・長持ちするための作業を省いているとも言えます。
お客様にご提示する料金は、最低限の仕上がりを担保する作業と、クレームが来ないよう必要な仕上がりを担保する作業と比べれば、半分以下になっても不思議ではありません。

設備が良いと原価に差が出る

板金塗装工場経営で最も難しい問題が、「1000万円の投資が必要な設備を、どれくらい使うのか」という事となります。
本格塗装ブースは10年前よりかなり高額となりましたが、毎日使うものです。仕上がりや作業時間の短縮にも貢献するため、導入している会社は多いです。

しかし、フレーム修正機や三次元計測機、アライメント調整機はどうでしょうか。
月に100台修理する工場でも、稼働率は20%以下かもしれません。
塗装ブースに比べると費用対効果が悪く、設備を使ったからいくら、という料金体系ではない事が多いため、設備が充実しているほど(その設備を使わないお客様にとっては)割高という事も考えられます。

設備として年数が経過し、償却済みで修理しながら使っている工場も多いので、一概には言えませんが・・・高い工場は最新の設備が整っている工場とも言えるでしょう。
こういった事情から、どんな事故でも直せます!という修理工場は今後どんどん減っていくと考えています。

仕上がりの差は如実に出る

特に仕上がりのスピードを重視する工場の場合、手間はかけられません。
私、佐野が安さと早さを売りにする工場を経営する場合、
「ベテランのスタッフが作業を行いますので、不慣れなスタッフに比べ作業も早く、時間をかけてもその効果が限定的、または小さいために”車好きの方”以外は不要と考えられるような作業は省きます。だからお安くできます。」
という説明をすると思います。

実際に、そういう作業はあります。
コストをかければ仕上がりは良くなる、時間をかければ仕上がりは良くなる、
でもそれが1万円分の仕上がりかどうか、工場側が決められるわけではありません。

弊社の場合、基本的には保険会社が認めるようなライン、つまり損害賠償請求として認められる、現状復旧を意識したものを”通常の仕上がり”として見積もりを行いますが、この作業の中でも”コスパが悪い仕上がり”もあると思います。
一例としては、外車の高級な部品の脱着により交換が必要になるもので、外車メーカーの塗装基準としては外して塗装が基本ですが、外さない事で5万円~10万円変わるのであれば、ご実費で作業するにあたって外さない事を選択される方が多いでしょう。

こういった説明をする暇も、格安修理工場では無い(かも)

こういった、「不要」「コスパの悪い作業」が本当にそのお客様にとって不要なのかどうか、
一人ひとりにヒアリングし説明するのはコストがかかります。
場合によっては説明に使える時間が決められているかもしれません。

そして、クレームの対応も工場によって差が出ます。
軽鈑金では、仕上がりのクレームは受けていただけない事が多い印象です。

まとめ:軽鈑金のニーズは多いが、問題点もある

AIの回答にもあるように、「下取り価格がもうあまりつかないのでしっかり直しても価値がそこまで上昇しない」「とりあえずすぐにそれなりに綺麗にしたいのでスピード重視」「何日も預けられないので数時間で直したい」といった需要にはマッチすると思います。

しかし、特に軽鈑金で修理するという事は「綺麗にしたいから」という動機が多いでしょう。
その「綺麗」の基準が合致していれば問題はありませんが、合致していない方もいらっしゃいます。

ボデーショップ佐野では、他社で修理済みの作業を承る事もございます。
しかし、一度荒く下処理がされている状態は、場合によっては事故直後の状態よりも作業が増えますので、高額となる場合もございます。弊社作業のクレームなのか、以前の作業のせいなのかが分からず、クレーム対応が困難となる可能性も考えられます。
軽鈑金で直そうと思うが迷っている、という場合には、お近くの設備のしっかりした工場で相談しても良いと思います。
埼玉県・東京都の方でしたら、フロント力にも定評があるボデーショップ佐野にご相談いただけますと幸いです。

投稿者プロフィール

shusukesano
shusukesano
2022年7月時点で板金塗装工場のフロント(事故修理担当者)歴16年目。
年間700件近い事故に携わり、事故の総取扱件数は10,000件を超える。
お客様や取引先からはもちろん、同業他社のフロント担当者からの支持も厚く、困ったときは佐野に聞け!という板金工場も多い。
2022年1月に4歳になった娘と家族のため、月間残業時間10時間以下を心がけている。

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