エコノミー(+A)という商品に振り回される鈑金工場、ボデーショップ佐野です。
ボデーショップ佐野は事故修理のプロですが、ハッキリ言ってほとんどの保険代理店の方よりも自動車保険の事故の部分について(実用面という意味で)詳しいと思っております。
また、保険会社さんがお客様にお伝えする説明も、保険会社さんより分かりやすく説明が出来ると自信を持っております。
なぜか。電話だけで説明する保険会社さんよりも、図や絵、チャートや身振り手振りも交えて、1件あたりにかけられる時間があるからです。(加えて、保険会社さんが説明しづらい事も言える立場だ、というのはあるかもしれません)
また、実際に事故の事についてお話をする機会が多いため、実情をよく知っているという事もあります。保険代理店さんは、自社で修理工場を持っていたとしても、営業マンとしては「保険契約」について詳しいだけとなります。自動車事故に詳しいかというと、そうでない方がほとんどです。修理代の中身についても、自社で修理して、見積もりを作って、年間1,000件近い案件を保険会社さんと話をしているので、代理店さんより詳しいのは当然です。
保険会社に連絡するような事故が5年に1度だとしても、契約数にして5,000件分です。1人の営業マンで抱えきれる量ではありませんね。弊社では、その件数分、ご相談の受付だけではなく、修理して、納車して、という事をしているので、代理店さんより詳しい部分があって当たり前です。(もちろん、人身事故や対物関連、ご契約内容については代理店さんの方が詳しいと思います!)
さて、本題ですが、「エコノミー+A」という車両保険について、どこまでご存じでしょうか。
検索したら一番上に出てきたソニー損保さんのサイトを引用しますと、https://faq.sonysonpo.co.jp/faq_detail.html?id=113あて逃げ・転覆・墜落・単独事故(電柱に衝突など)・自転車との接触・地震・噴火・津波以上については車両保険が適用されない、というものとなります。(バイクはいいのかな?)ソニー損保さんでは、車両保険に2割がエコノミーという事が書かれていますね。
弊社では、このエコノミーの契約であったために、「車両保険が使えると思って工場に預けたが、保険が使えなかった」パターンが年に数回ございます。
特にダイレクト系損保の場合、説明を良く読まずに「安くなるから」という理由で契約し、細かい契約内容を忘れてしまったという方も多いと思います。弊社も保険代理店を行っておりますが、車両保険をエコノミーで契約されたいという申し出があった場合、「やめた方が良い」という事を全力でお伝えすると思います。
弊社は事故の修理がメインなので当然と言えば当然ですが、エコノミーの契約で助かった!良かった!という人が見た事がありません。「自動車保険の等級が最大(通常20等級)に到達した」という状況を、運転に自信があると言える客観的な根拠とした場合、20等級の割引率であれば車両保険をエコノミーにするメリットは薄れます。保険の等級が低ければ低いほど、エコノミーのメリットは大きくなりますが、保険の等級が低いという事は「保険契約から年数が経っていない=運転に慣れていないか、保険を使った=保険を使うような事故があった」という事になります。
ご自身の運転に絶対の自信があるという方でも、加齢や一瞬の不注意で事故が起きます。自転車が突っ込んでくる事故もあります。
エコノミーの車両保険にご契約の方は、ご自身の保険内容を一度見直してみるのが良いと思います。特にダイレクト系(ネット損保)の場合、電話だけだと分かりづらいという事もありますので、一度弊社にお越しいただければ、現在の契約内容のリスク等をお伝えできるかもしれません。
弊社では、押し売りのように契約を迫る事はございません。お客様に合った自動車保険を、事故修理のプロの視点でお伝えできればと思います。現在ご加入の保険のご相談だけでも受け付けております。また、私が以前免責金額の設定についてプロの視点で考えた記事もございます。宜しければ、ご参考にいていただければと思います。https://www.bodyshop-sano.com/?p=917
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