特定整備認証を取得しました

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まだ「書類審査が通りました」という状態で、認証書の更新はこれからですが、特定整備認証の取得が完了しました。

 

・特定整備認証とは
他のサイトの方が詳しく記載されていると思いますので、簡単に記載すると、
現在世の中に出回っている「自動ブレーキ」等の先進安全運転設備(電子制御装置)が搭載された車両の、カメラやレーダー等を扱うにあたり必要となる工場資格
となります。

これが事故修理(鈑金工場)にどう影響するかというと、特定整備認証の無い工場は(厳密には)自動ブレーキ関連のレーダーやセンサー、カメラなどの装備の脱着や取替も認められない事になります。

鈑金工場というのは、車検を行う整備工場と異なり資格がなくても(足回り関連の作業以外は)出来たのですが、自動ブレーキ関連部品がついているバンパー等の脱着に資格が必要になりました。

弊社は業界誌のインタビュー等を受ける事も多く、特定整備認証についても1年以上前から聞かれているのですが、以下のように回答しております。
「確かに自動運転の車両には使えない資格ではありますが、この資格を取らないという事は”廃業する予定”と言っているようなものだと思います。今後、お客様のために安心と安全を提供する作業をしていく上では必要な資格となりますので、きちんと特定整備認証を取って、”この業界でこの先もやっていくんだ”という意思表示をするのが良い工場のあるべき姿だと思います」

現在はまだ経過措置として、”2020年3月31日までに電子制御装置の整備を行なったことのある事業所は、2024年3月31日までそのまま電子制御装置を整備することが可能となっておりますので、弊社のように本当に2020年3月31日までにエーミング等の作業を行った事があれば問題無いと思いますが、そうではない会社もあると思います。

ディーラー系では既に取得しているところが多いと思いますが、そうではない会社も多いかと思います。
特に自動ブレーキ等の装備がついている車両に乗られている方は、特定整備を取得しているか・取得する予定はあるかというのは大切なお車を預ける上で重要な工場選び基準になると思います。

投稿者プロフィール

shusukesano
shusukesano
2022年7月時点で板金塗装工場のフロント(事故修理担当者)歴16年目。
年間700件近い事故に携わり、事故の総取扱件数は10,000件を超える。
お客様や取引先からはもちろん、同業他社のフロント担当者からの支持も厚く、困ったときは佐野に聞け!という板金工場も多い。
2022年1月に4歳になった娘と家族のため、月間残業時間10時間以下を心がけている。

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