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国産車でギガキャストを採用した車両は、2024年4月時点ではまだ無いと思いますが、現状言えるのは
「ギガキャストの車両はフレーム損傷すると全損になるから、新価特約をつけておくべき」という事だけです。

あまりにも全損率が高すぎて新価特約がつけられないとか、車両保険がつけられないとか、つけられるけどめちゃくちゃに高いという事も想定されます。
それぐらい「修理に難のある製造方法」だと言えます。

これまでの自動車は修理して乗る事を前提としています。
新車製造で使われている部品と、補修用で製造されている部品は異なる場合もあります。
直して使う事を前提として、新車が売られています。

現状、ギガキャストは「安く早く製作できる」という都合で採用される以外にメリットが少ないです。
修理する事を想定していませんので、一定以上の大きさの事故があったら買い替える事になる可能性もあります。

新車購入時お勧めの車両保険契約内容

実際にギガキャストの車両が出てきたら、修理方法についても今より明確になっているかもしれませんが・・・
販売から数年で車両保険が異常なまでに高くなる事を想定し、
(保険会社は賢いので、最初から高いかもしれません)
・3年契約
・車両保険+新価特約
を契約しておけばひとまず安心です。
車両保険をどうしてもつけられない、つけたくない場合、ギガキャスト採用の車両は購入しない方が良いと思います。

新車が安くて困る事はないが、修理が高いと皆が困る

もちろん、新車価格が数百万円安くなれば、これは消費者にとって大きなメリットです。
メーカーとしてはシェア獲得にも繋がりますし、自動運転に比べると法的なトラブル等も特にないでしょう。

しかし、無免許で任意保険も入っていないという車に時速40km/hノンブレーキで追突された時、通常であれば50万円ぐらいで直るものもギガキャストの車両は全損となり新車購入が必要となるかもしれません。
そんな事想定して車に乗れるか!というお叱りの言葉をいただくかもしれませんが、ご自身が同様の事故を起こしても全損になるかもしれません。

投稿者プロフィール

shusukesano
shusukesano
2022年7月時点で板金塗装工場のフロント(事故修理担当者)歴16年目。
年間700件近い事故に携わり、事故の総取扱件数は10,000件を超える。
お客様や取引先からはもちろん、同業他社のフロント担当者からの支持も厚く、困ったときは佐野に聞け!という板金工場も多い。
2022年1月に4歳になった娘と家族のため、月間残業時間10時間以下を心がけている。

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