ブログ:「最終的に鈑金工場が直している」という話

 

事故修理を実際に行っている会社にしか、事故修理のプロはいないと思います。

皆さんは、自動車の事故修理を誰に相談しますか?

多くは、以下の4通りのどれかになると思います。
・保険会社または代理店に相談
・購入した店舗(ディーラー・中古車店など)
・馴染みのお店(ガソリンスタンド、オートバックス等のカー用品店、タイヤショップ)
・自動車鈑金工場

事故修理の場合、そのほとんどが最終的に自動車鈑金工場へ入庫します。
(一部ディーラーでは、集中工場と呼ばれる何店舗かの仕事を受けている自社工場を持っています)
つまり、保険会社や代理店、ディーラーや中古車店の営業マンやサービスフロント、ガソリンスタンドや用品店の店員さんは、「事故があった自動車をどう修理するのか、そもそもどういう修理方法の選択肢があるのか、いくらぐらいかかるのか、修理期間はどれくらいかかるのか」を知らない可能性が高いのです。
(鈑金工場や集中工場出身の方、鈑金工場と密にやり取りをしている方がいらっしゃると、その限りではありません。ですが、私の経験ですと、鈑金工場以外で適切な金額と納期を出せる方は30社に1人ぐらいしかおりません。)

「ディーラーでは3週間と言われたけど、本当にそれぐらいかかりますか?」
「三店舗ほど見積もりを取ったのですが、金額も納期もバラバラなんです」
トラブルが起きないように納期を長めに伝え、トラブルが起きないように金額を高めに伝えるケースもあれば、
「ディーラーと比べて凄い安いお店があって逆に不安なんですが、金額の差はなんですか?」
とりあえず仕事を取るため・インセンティブのためにリスクの説明もなく安い金額を伝えるお店もあります。

仕方のない部分はあります。
納期を短く伝え、実際に間に合わなければ「なぜこんなに時間がかかるのか」と言われてしまいます。
それならば、納期を長く伝え、実際に早く完了して「早くやってくれてありがとう」と言われた方がいいです。
金額を安く伝え、実際に高くなれば「聞いていたのと違う、こんな金額なら直さなかった」と言われてしまいます。
それならば、金額を高く伝え、実際に安く完了して「安くやってくれてありがとう」と言われた方がいいです。

部品の在庫という調べないと分からない(外車の場合、発注しないと分からない場合もあります)要素は仕方がないとしても、鈑金工場なら納期を伝えられます。
鈑金工場なら、予算に応じた作業内容をご提案できます。
鈑金工場なら、なぜそれだけ時間がかかるのか、なぜその金額なのかが説明できます。
説明できるはずです。説明できないと、予算に応じた作業内容が提案できないからです。

私が考える「いい相談先」は、
・お客様のご希望の納期や「いつまでに直して乗りたい」「いつから直していつまでに終わってほしい」というご要望に応えられる。難しい場合は、その説明ができる。
・作業方法などによって金額が変わるため、ご予算やお車の価値から適切な見積もりをご提案し、場合によっては買い替えのタイミングである事を根拠を基に説明できる。
・自動車の修理だけでなく、事故に遭った気持ちのケアもできる
だと思います。

皆さんのご相談先が、皆さんにとっていい相談先であれば幸いです。